
医療技術の進歩により日本人の平均寿命は延びているものの、加齢にともなう腎臓病の増加が問題になっています。
腎臓病は、心血管疾患、認知症、サルコペニア(※1)、フレイル(※2) のリスクも高めるため、加齢にともなう腎機能低下は、社会的および経済的に大きな負担となっています。
腎臓病は全身の老化を加速させることから、腎臓の健康を維持することは全身の健康を保つために重要です。
※1サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。
※2フレイルとは、加齢により心身が老い衰えた状態のことです。
腎臓の基本
腎臓は、腰のやや上あたりにあります。(背骨を挟んでほぼ左右対称にひとつずつ、わき腹と背骨の中間あたり)。「腰が痛い時に叩くあたり」と考えるとイメージしやすいでしょう。
大きさは握りこぶし1つ分くらいで、重さはご飯茶碗1杯分くらいです。表面は硬い皮膜と厚い脂肪で覆われ、大切に守られています。
腎臓が老廃物や水分などを排泄し、尿をつくるための臓器であることはよく知られていますが、これ以外にも生命と健康を維持するために、重要な働きをしています。
腎臓のはたらき
- 体内の老廃物や毒素の排泄(おしっこをつくる)。
- 血液中の水分や塩分のバランスを一定に保つ。
- 赤血球をつくる働きを助けるホルモンの分泌(貧血を防ぐ)
- 血圧を調整するホルモンを分泌して血圧をコントロールする。
- ビタミンDを活性化し、腸のカルシウム吸収を促して強い骨を作る。
腎臓病とは
腎臓は、腰のやや上あたりにあります。(背骨を挟んでほぼ左右対称にひとつずつ、わき腹と背骨の中間あたり)。「腰が痛い時に叩くあたり」と考えるとイメージしやすいでしょう。
大きさは握りこぶし1つ分くらいで、重さはご飯茶碗1杯分くらいです。表面は硬い皮膜と厚い脂肪で覆われ、大切に守られています。
腎臓が老廃物や水分などを排泄し、尿をつくるための臓器であることはよく知られていますが、これ以外にも生命と健康を維持するために、重要な働きをしています。
腎臓の特徴
- 患者数が多い
日本の成人の8人に1人。 - 自覚症状が少ない
腎臓の機能が20%程度になるまで自覚症状がほとんどない。 - 心筋梗塞、脳梗塞との関係が深い
- 進行すると腎不全へ
急に腎臓の機能が低下する急性腎不全は、適切な治療を行えば機能が回復する可能性があるが、慢性腎不全では、失われた腎機能が回復することはほとんどない。 - 尿毒症、透析、移植
腎不全が進行すると腎臓の役割を人工的に代替することが必要。
さまざまな腎臓病
- 慢性腎症:腎臓内にある糸球体に障害が起こる病気
- 糖尿病性腎症:糖尿病に由来する腎臓病
- 腎硬化症:高血圧や動脈硬化症に由来する腎臓病
- 多発性のう胞腎:腎臓にのう胞(液体が溜まった袋)がたくさんできて腎臓を圧迫し、腎臓の機能が低下する遺伝性の病気
- ネフローゼ症候群:何らかの原因で腎臓に障害が起こることにより、たんぱく質が尿中へ排出されてしまう状態
それぞれの腎臓病によって治療方法や処方される薬に違いがあります。
腎臓病とは
- たんぱく尿
- 血尿
- むくみ
- 高血圧
- 尿量の増減
- 尿毒症
これらの症状すべてが出現するとは限らず、現れても見過ごされがちです。また、慢性で徐々に進行した場合には、自覚症状に乏しいということもよくあります。
そのために発見が遅れ、気がついたときには腎不全が進行してすでに慢性腎不全の状態、透析導入の一歩手前という場合も珍しくありません。
健診結果を見直してみよう
尿たんぱく
尿中に含まれるタンパク質のことを指します。
この項目から、腎臓が正常な働きをしているかを検査できます。
検査結果は「-、±、1+、2+、3+」で判定され、(-)(マイナス)か、(±)(プラスマイナス)が正常です。
(1+)以上の場合、病気の可能性があるため更に細かい検査を受けることが推奨されています。
クレアチニン
クレアチニンは筋肉に含まれているタンパク質の老廃物で腎臓の機能が低下すると尿中に排泄される量が減少し、血液中にクレアチニンが溜まります。
(正常値は、男性1.2mg/dl以下、女性1.0mg/dl以下)
eGFR(糸球体ろ過量)
腎臓のろ過機能を評価するための数値です。
基準値は60.0mL/min以上で、この値を下回る場合、腎機能の低下が疑われます。
出典
厚生労働省「腎疾患対策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jinshikkan/index.html
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